QRコードいらずの新たなケータイ誘導ツール?

 ケータイサイトへの誘導や集客方法には大きく四つあります。URLを表示して直接打ち込んでもらうパターン、URLやメールアドレスを埋め込んだQRコード、指定されたアドレス宛に空メール(タイトル、本文なし)を送りメールアドレスを収集するパターン、そして少しずつ普及し始めてきたICカードリーダー/ライター(ピッとかざす端末)の4パターンです。

 そして少しずつではありますが、画像認識技術を使ったものもあります。本日、GMOホスティング&セキュリティが発表した「Mobeeピクチャードメインホスティング」で使用されている誘導ツールは、まさに画像認識技術を使ったものです。オリンパスの画像認識技術「PBR」を使って、企業ロゴや商品画像を撮影して指定されたメールアドレスに添付して送るとURL付きのメールが届く仕組みになっています。この、PBRという画像認識技術は、楽天が発行する楽天マガジンからケータイサイトへの誘導ツールとして採用された実績があります。

 技術としては面白いのですが、さてこれが果たしてユーザーの間で利用されるでしょうか。

 例えば、QRコードに代わる新しい誘導ツールとしてちょっとした注目を集めている「カラーコード」というものがあります。無骨というか素っ気ないというか、デザイン性の乏しいQRコードと異なり、カラフルなデザインで誘導できます。

モリゾー・キッコロ オンラインショップのカラーコード

モリゾー・キッコロ オンラインショップのカラーコード

 ただし、カラーコードを利用するには、利用者側がケータイに専用ソフトをインストールする必要があり、利用環境的にかなり難があります。
 
 一方、画像認識からの誘導の場合、ケータイ側には特に準備は必要ありません。最近のケータイはほとんどがカメラ付きですから、カメラでパシャっと撮影してメールで送るだけ。非常にシンプルな仕組みといえます。ただ、迷惑メールの受信を避けるためにドメイン指定しているユーザーは、URLが付加されて送られてくるメールのドメインを通過させる設定が別途必要になります。また、どの部分を撮影すればいいのか、明確な指示がなければユーザーはとまどいます。まさか、ロゴを撮影してURLが送られてくるなんてことは思いもしないでしょうから、ロゴの下などに「上記のロゴを撮影して●●まで送ってみて下さい!」といった表記が必要になります。
 
 物珍しさの観点から見るとそれなりの訴求効果は見込めるでしょうが、個人的には結局のところQRコードにはかなわないと見ています。
 
 カラーコードや画像認識系誘導ツールに対するQRコードの優位点は以下の通り。
 
  • バーコードリーダー搭載端末の普及が著しい
  • QRコード自体の認知度が向上している
  •  どの部分をリーダーで読み込ませればよいのかが一目で分かる
  •  デザイン性の部分でも工夫が進んでいる

 特にデザイン性の部分、個人的に感動したのはリクルートのホットペッパーの取り組み。以下のブログ記事で紹介されています。

ホットペッパーでSMAPがQRコードに

 ただ、QRコードはバーコードリーダーソフトウエアの立ち上げ部分でつまずく年配者も多いと聞きます。こうしたQRコードに代わる誘導策として、もっともその座を奪う可能性があるのはICカードリーダー/ライター型でしょう。ケータイを端末にかざすだけでURL情報などを取得できるハードルの低さは、他を圧倒しています。これまでは、リーダー/ライター端末の価格が問題でそれほど普及していませんでしたが、1~2万円の廉価なモノも出てきているとのこと。今後はプロモーション活動のなかで今以上に見かけるようになるかもしれません。

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