ユーザーの盛り上がった熱を冷めさせない「EFO」

 ネットマーケティングの世界で昨年からにわかに「EFO」という言葉に注目が集まっています。EFOとはEntry Form Optimizationの略で、入力フォーム最適化のこと。会員登録や資料請求、商品購入時などにユーザーに入力してもらうフォームを改善し、コンバージョン(成約)率を上げましょうというものです。

 2008年9月20日にアイレップが「EFOサービス」を開始。入力フォームの項目の選定、インタフェース、注意書きや記入例の記載方法、画面遷移にいたるまでのステップを最適化するというものです。競合企業の入力フォームの分析調査まで実施してくれるところが特徴といえます。また、オプトも2008年12月15日に「ADPLAN EFO」の販売を開始。入力必須項目の背景色をユーザーに分かりやすいように変更したり、誤った数字や漢字、全角/半角などをユーザーが入力した場合、瞬時に指摘するなどの機能をASPサービスとして提供しています。管理画面から入力フォームの改善率なども把握できるようです。

 EFOという認識はなくても、これまで入力フォームの作り方でコンバージョン率が変動するという経験則を持つ企業は多かったと思います。近いのはアンケートシステムでしょう。例えば、無駄に設問数の多いアンケート、必要以上の個人情報を取得するアンケートなどは回答率が激減してしまいます。

 また、ピザの宅配サービスによく見られるのが注文を受けた後に会員登録を促すというもの。いまや当たり前と思われがちですが、昔はまず会員登録をさせて、それからピザの注文というフローを取っていました。ただ、いますぐにでもピザが食べたいと思っているユーザーにとって、注文の前の会員登録は非常に萎える作業。まずは送り先住所や氏名など、宅配に必要な情報を入力させ、注文が完了した後に「このまま会員登録しますか?」と促すことで、会員数が劇的に改善したといいます。

 つまり、EFOとはユーザーの盛り上がった感情が冷めないうちに成約させてしまおうというものです。時間や手間をなるべく省略させましょうというのは、リアル店舗でも同じこと。ファーストフード店でなるべくオーダータイムを短縮化させるのも、同じことだといえますね。

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