NTT系アドネットワークが登場、マイクロソフトは右往左往?

 2月10日のエントリーにも投稿したマイクロソフトのアドネットワークの動向(「マイクロソフトとISP連合が共同で広告商品を展開」)。本日、正式に発表になりました。基本はNTTグループのメディア×MSNの組み合わせですが、ニコニコ動画、So-netも入っています。

 アドネットワークの名称は「Japan X-media-network(ジャパン クロス メディア ネットワーク)」。通称はJXMNだそうです。掲載する媒体は以下の通り。

・NTTレゾナント「goo」
・NTTコミュニケーションズ「OCN」
・NTTぷらら「plala」
・ソネットエンタテインメント「So-net」
・ドワンゴの「ニコニコ動画」

 上記メディアの各トップページに掲載する広告商品「トッププレミアムボード」を本日より販売開始しました。広告枠のサイズは幅350×横240ピクセル。単価は0.6~0.7円。4月12日まではプレオープン価格ということで0.4円で販売です。

 さて、気になる点が数多くある発表内容です。疑問点は大きく二つ。

1.マイクロソフトは一体何をやりたいのか?自社のアドネットワーク「DrivePM」と別のネットワークにMSNが参加している理由は?

2.国内大手ISPで構成するIBA連合は崩壊するのか?それともJXMNと統合するのか?

 まず1についてですが、現時点でまったく分かりません・・・。JXMNはNTTレゾナントの広告配信サーバーを利用するようですので、DrivePMとも別のアドネットワークになるはずです。何かの目的に沿って行動しているのか、ただ混乱を来しているだけなのか。通常であれば戦略的と考える方が自然ですが、右往左往していた同社のアドネットワーク事業だけに、何とも断言できないところです。

 次に2についてですが、配信されたリリースのなかには気になる文言が。「今後、NTTレゾナントでは、関係各社の協力の下、広告主、広告会社の益々高度化するニーズに応えるために、国内主要ポータルサイト、ISPサイト、有力な交流サイト、様々な分野の専門情報サイト等にも呼びかけ、メディアネットワークの拡大を図るとともに、様々な新しい広告商品の開発、技術開発に取り組んでまいります」とのこと。NTTレゾナントが核になっています(同社はエリアターゲティング広告「エリアマッチ」を軸にアドネットワーク事業を始めていました)。

 国内の主要プロバイダーで構成するIBA連合は@nifty、BIGLOBE、hi-ho、OCN、@NetHome、au oneの六つ。2月10日における日本経済新聞の報道ではJXMNに@niftyが入っていましたが、本日の発表では抜けています。

 上記のことを考慮すると、IBA連合崩壊、もしくはIBA連合とJXMNの統合のどちらかでしょう。ただ、IBA
連合の広告管理、配信を担っているのはNECビッグローブの子会社サイバーウィング。JXMNがNTTレゾナントですから、そう簡単に統合へと進むのも難しい気もします。

 いずれにせよ、IBA連合、JXMNともに顔を出しているマイクロソフト。そして自社でもアドネットワーク事業を展開しているマイクロソフト。出遅れたくせに台風の目となっているマイクロソフトの今後の動向から目が離せません。

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