緩いコミュニティ「リグレト」の脅威のアクティブ率

「ありがとう」が800万回を突破したヘコみを公開するサイト「リグレト」

「ありがとう」が800万回を突破したヘコみを公開するサイト「リグレト」

 個人的に応援しているディヴィデュアルの「リグレト」。これはへこんだ内容を書き込み、周りから慰めてもらうサイトです。デザインセンスが好きということもありますが、へこんだ内容、慰める内容の両方を見ているとなんだかつながりっていいなぁと思えるサイトです。

 慰めてもらったコメントに感謝を示す「ありがとう」を押された回数が2月25日時点で800万回を突破したとのこと。リグレトは非常にレスポンス率が高いサイトのようで、同社によれば、へこんだ内容を打ち明けてから平均で5分以内に、99.8%の確率で「なぐさめ」や「はげまし」が寄せられ、その平均人数は4.7人。月間平均滞在時間は6時間半を超えているなど、非常に活発なコミュニティとなっています。また、見ている限り、ほかの掲示板のように荒れた様子はありません。

 アクティブ率が高く、かつ荒れていない。コミュニティを運営しているところからすればうらやましい限りでしょうが、こうした成功の理由は大きく二つあると思います。

 まず、アクティブ率の高さは参加へのハードルを下げているところにあります。同社は2月24日よりユーザー登録しなくても、悩みを書き込んだり、なぐさめたりといった行為をできるように仕様を変更しました。コミュニティではまず会員登録をさせるというお約束のあえて逆をいっています。

 参加を容易にするということは一方で、本来の目的と異なる用途で使うユーザーや非難や中傷などの書き込み、いわゆる“荒れ”が心配されますが、リグレトでそういった事態に陥っていないのは、やはりデザイン力ではないかと思います。そもそも、へこみを書くサイトですので、内容としては暗くなりがちですが、かわいらしいデザインがそういうイメージのすべてを払拭しています。デザインがへこむ→なぐさめる→お礼を言うという一連の行動を活発化させ、またデザインから醸し出される雰囲気が悪意のある書き込みを牽制している。仕組みだけでなく、デザインも含めて非常にうまく設計されたサイトと言えるでしょう。

 あとはビジネス展開をどうしていくか。個人的には社内のイントラにこうしたちょっとした不満を書き込めるスペースがあればいいなと思います。不満やストレスが一気に放出されそうで怖い面もありますが、慰めや励ましの機能がうまく回れば、2chに書かれるよりはまだマシでしょう。伝えどころのない不満が、ほかの匿名掲示板への書き込みを促進しているわけですから。

One Comment

  • リグレト紹介御礼! 2009.03.07

    リグレトについて以下のブログで紹介して頂きました!ここに厚く御礼申し上げます。
    ☆ MIRAI THE FUTURE 様
    「リグレトで誰かをなぐさめたユーザの中では、掲示板やブログに書き込むとき…

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