講談社、ドロップシッピングでオリジナルグッズ販売開始

 講談社がドロップシッピングの仕組みを使ったオリジナルグッズ販売を開始しています。ECサイト名は「KC+購買部」。注文を受けてから製造する受発注方式を採用しているため、在庫リスクがないのが特徴です。

 現在展開しているのは「ヤングマガジン」「good!アフタヌーン」に掲載されているマンガキャラクターをあしらったTシャツや、女性誌「Kiss」に連載が再開された「のだめカンタービレ」のTシャツなど。利用者は希望する商品、および色とサイズを選んで注文します。半袖Tシャツが2900~3200円、長袖Tシャツ3500円、トレーナーが3900円、パーカーが5600円。送料は全国一律で525円となっています。

 こうした取り組みは強いキャラクターを持っている出版社ならではと言えます。同サイトに行くと、「オンデマンド(あなたしだい)の受注生産だから品切れはありません!」の文字。物は言い様とよくいったものですが、ドロップシッピングの仕組みですから当たり前。確かにユーザーに「在庫リスクなし!」と言っても仕方ないですし、まぁ妥当といえば妥当な表現ではあります。

 ただ、厳密に言うと購入ページはTシャツ販売サイト「ClubT」へと遷移します。あくまで販売主体は講談社ではなく、株式会社ClubT。そのため、特定商取引法に伴う表示義務を背負っているのは講談社ではなく、ClubT。商品に欠損があったりした場合の窓口も、おそらく講談社側には用意しないでしょう。

 メディアによる受発注方式の採用は検討されていますが、ジャーナリズム意識の高いメディアは小売業への進出に二の足を踏みます。ジャーナリズムが物を売っては成り立たないというのが理由のようですが、そうも言ってられなくなっているメディアの懐事情。プライドを持ちながら沈んでいくメディアと同じ道を歩みたくなければ、早急に別会社や子会社を作って、小売業への進出を試みた方が得策でしょう。

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