日本新聞協会が本日より新しいキャンペーン「新自聞スタイル」を開始しました。インタビューで構成する従来型のキャンペーンかと思いきや、目の付け所が面白い。いわゆるITやネット業界で働く人にとってはあこがれとも言える名だたる社長が登場し、「新聞は大事」と訴えています。
現在、インタビューで公開されているのはGMOインターネット社長の熊谷正寿氏。その後に並んでいるのはパンアジア・パートナーズ社長の加藤順彦氏、サイバーエージェント社長の藤田晋氏、グリー社長の田中良和氏、セプテーニ社長の佐藤光紀氏。毎月公開されていくようです。
新聞の凋落はなかなか止まらないなかで、起死回生を狙ったキャンペーンといえるでしょう。確かにネットですべてまかなえると思っている人たちは多くいますし、事実、インターネットのほうが便利な側面が多いのも事実です。ただ、ITだろうがネットだろうが社長という立場の人は、現時点で確かに新聞を読まざるを得ません。いまだ新聞というメディアは影響が大きいからです。
ソーシャルブックマークの世界でも、“あの”人がブックマークしている記事は読んでおきたいという心理が働きます。同じ情報源に接したいという気持ちはネットの世界でもあるのです。「ネットは」「新聞は」といったメディア必要論、不要論を語るのではなく、「“あの人”が見ているメディアだから見よう」という心理を刺激する。成功するかどうかは分かりませんが、消費者心理をうまく把握して設計されたキャンペーンであることは間違いないでしょう。








[...] 「日本新聞協会、IT社長に新聞の重要性を訴えさせるキャンペーン」でも紹介しましたが、新聞業界が購読数減に歯止めをかけるべく、様々な取り組みを展開しています。 [...]