偶然、道端で声をかけられ、知り合いのエンジニアと飲みに行ってきました。そのエンジニアはマイミクでもあり、最近作ったmixiアプリをちょうど使ってみたところだったので、自然とアプリ開発の話に。
そのエンジニアいわく、mixiアプリを作ってみたものの、あまり開発者ハートには突き刺さらないとのこと。mixiアプリは国内最大のSNSであるmixiがプラットフォームをオープン化するという、それはそれは大きな動きなのですが、iPhoneアプリのほうが作る側にとっては楽しいと言います。
この違いはなぜか。いろいろと議論してみましたが、大きく二つのポイントが原因のようです。
まず、mixiアプリがビジネス色が強いイメージをもたれている点。ミクシィは今回、開発者を広告面、課金面でサポートする体制を整えました。ファンドも立ち上げ、開発者支援に真剣に乗り出しています。これが開発者心理に逆に働いているとのこと。普通に考えれば資金面のサポートや収益源の確保に動いたミクシィは賞賛されてしかるべきなのですが、「お金」が前面に出すぎたことで、なんとなく金稼ぎたい業者たちが群がりそうな、なんとなく金のにおいがぷんぷんするプラットフォームだと言うのです。
もうひとつは、開発者にとってわくわくするプラットフォームではないという点。iPhoneはそのデザイン、インタフェースなどから、開発者のなかでもファンの多い端末。自分が好きな端末ですから、そこで動くアプリを開発するのも自然と楽しい。一方、mixiはどうか。昔はmixiの熱狂的なファンもいたと思いますが、会員が1600万人を超えたいま、そこまでのロイヤルティを持っている人は少なくなっているとのこと。あまりに一般化しすぎた反動なのでしょうか。
このように、エンジニアと話をしていると、本当に開発者の心理とは難しいものだなと感じます。お金だけでもなく、栄誉だけでもない。mixiがプラットフォームとして成功するか否かは開発者による魅力的なアプリケーション開発にかかっているといっても過言ではありません。それだけに、こうした難しい開発者の心理をいかに刺激するか、また刺激し続けることができるか。ミクシィの脱皮が成功するか否かはまだこれからだといえます。






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