PR戦略シフト企業に翻弄されるマスメディア

am/pmが6月15日から開始する1000万円当たるキャンペーン「スゴイ祭り」

am/pmが6月15日から開始する1000万円当たるキャンペーン「スゴイ祭り」

 エーエム・ピーエム・ジャパンは6月15日から「am/pm スゴイ祭り」を開始します。簡単なクイズに答えるだけで1名に現金1000万円が当たるというもの。現金は自宅までハマーで届けられるという特典?付きです。

 12日のTBSの番組でいち早くこのキャンペーンを取り上げていましたが、そこで悲しい事態が発生。

 「この不況下でどのようにこの1000万円を捻出されたんですか?」との番組からの質問にエーエム・ピーエム・ジャパン広報は以下の回答。

am/pm広報「テレビCMなどの予算を縮小して捻出しました」

司会者「そ、ちょっと悲しいですけど、こうやって番組内で取り上げてますし、企業にとってはうまい戦略と言えますね」

 CM枠よりも番組内に登場したがほうが宣伝効果が高いのは当然のこと。例えば、新聞記事などでも記事で取り上げられた場合、広報部やPR代理店は記事掲載部分の面積分の広告料金を算出し、記事中ということで3倍掛けてパブリシティ効果を割り出します。

 それにしても、宣伝活動からPR戦略にシフトしている企業に、完全に踊らされているマスメディア。気付いている人たちもいるのでしょうが、早期に対策を練らないと、構造不況の一端になりかねません。

 マスメディアの影響力はすさまじいものがあります。企業によるテレビCMや新聞からの広告出稿控えを「宣伝効果を計測できないから」「効果がなくなってきたから」と論じている意見もありますが、それは事実ではありません。広告出稿を控えている企業の宣伝担当の共通している回答は「費用対効果が悪いから」。つまり、広告費用が高すぎるわけです。

 つまり、効果がないわけではない。それどころか最近ではテレビの認知効果は再評価されつつあります。こうした力を認識している企業は今後、PR戦略にシフトしていくでしょう。翻弄されてばかりではコンテンツの質低下は免れません。マスメディアがマスメディアとして力をキープし続けることが、マスメディアを使ったPR戦略の前提。PR戦略を仕掛ける側もほどほどにしておかないと、長い目で見るとマスメディアからいっそうユーザーは離れ、効果も連動して薄れていきますのでご注意を。

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