米フォレスター・リサーチが2009年7月6日に発表した「US Interactive Marketing Forecast, 2009 To 2014」によると、米国におけるインタラクティブマーケティングは2014年に約550億ドルまで成長するとのこと。2009年の同市場規模を約250億ドルと予測していますので、倍以上の成長を遂げると予測しているようです。
要約だけ抜き出すと以下の通り。
・2009年のインタラクティブマーケティング市場は約250億ドルに至ると予測されているが、5年後の2014年にはその倍以上の約550億ドルにまで成長すると予測されている
・2009年のSEMはインタラクティブマーケティング全体の約59%を占める見込みで、来年以降も引き続き成長が期待される。すでに80%以上のマーケッターが検索連動型広告やSEOを利用しているが、2014年まで年平均15%成長し、約310億ドルまでSEM市場は拡大する見込み
・ディスプレイ広告への支出は、この経済不況でいったん縮小したが、2014年まで年平均17%の成長率で拡大し、2014年には約170億ドルに達する見込み。特に、クリック課金型広告のように成果報酬型が重視される。また、リッチメディアおよび動画広告市場が大きく拡大すると予測
・メールマーケテイングは、ほかのインタラクティブマーケティングのチャネルに比べて成長は鈍いものの、現在97%のマーケッターが利用、もしくは2009年に利用を計画している。また、今後5年にかけて、年成長率11%で拡大する見込み
・ ソーシャルメディアは、2009年にどのチャネルよりも最も急速な成長を遂げると見られており、引き続き2014年までに年平均34%の成長が見込まれ、30億ドルまで拡大すると予測されている。すでに64%のマーケッターがソーシャルメディアを構築しており、さらに22%のマーケッターが今年中にはソーシャルメディアを構築する予定。ソーシャルメディアの種類やツール、評価指標などの開発はまだまだ発展途上であり、これから2014年にかけて新しい手法やサービスがたくさん出てくると見られる
・モバイルマーケティングも景気回復後に大きな成長が期待されるチャネルの一つで、2014年までに年平均27%の成長が見込まれる
総合するとマーケッターが従来のメディアに使っていた予算の多くを、今後はSEM、ディスプレイ広告、メールマーケティング、ソーシャルメディア、ケータイマーケティングなどに割くようになりますよという予測です。一つ一つの数字を見ても、あくまで予想なので意味がありませんが、個人的に気になったのは以下のグラフ。
上の方にはインターネットを活用したマーケティング施策が、下の方には既存メディアや既存のマーケティング施策が並んでいます。見事にマーケッターの意識が既存メディアや手法から離れているのが一目でわかります。詳しく見てみると、マーケッター離れが著しいのは新聞、イエローページ。ダイレクトメール、ラジオ、テレマーケティングは「影響力が増す+影響力そのまま」と「影響力が減る」が拮抗しています。
これは、あくまで米国のお話。各メディアの成り立ちも国によって異なりますから、そのまま日本に当てはまるとは思いません。それでもマーケッターの意識が離れるということは予算が確保されないということ。対岸の火事では済まない事態が迫っているといえます。








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