夢の街創造委員会が運営する宅配・デリバリーのポータルサイト「出前館」において、ケータイサイトへの誘導を目的とした動くQRコードが採用されました。A・Tコミュニケーションズが提供する「ロゴQモーション」です。
ロゴQモーションは、2次元コードと動画を組み合わせたアニメーション型QRコード。通常のQRコードと比べ、動画によってその先のケータイサイトの内容を知ることができるため、訴求効果が高いとしています。 当然、動くわけですから紙媒体では難しく、パソコン向けサイトやテレビ、ケータイ、デジタルサイネージといった電子媒体での利用となります。
とはいえ、動くQRコードがどれだけの訴求効果になるかは個人的にはちょっと疑問です。QRコードはそれ自体は、非常に味気ないものですが、一方でケータイサイトの存在を示す「アイコン」としての役割を担うようになってきました。そもそも、ユーザーは動くものに対して広告として強く印象を持つ傾向が強くなっています。そのため、例えば健康食品系の通販企業では、あえてバナー広告のクリエーティブにおいて動画を採用しないケースも増えてきています。
仮にケータイサイトへの誘導率が高まったとして、その先にあるコンバージョンにどれほどの影響があるでしょうか。例えば、出前館の場合は実際に宅配・デリバリーの注文行為をしてもらうことがコンバージョンポイントになります。本来、本当に宅配やデリバリーを必要としているユーザーを集めるべきで、その際のQRコードは読み取りやすい画像であってほしいもの。アニメーションに興味をかきたれてアクセスしてくるユーザーが増えれば、単純にコンバージョン率は落ちていくだけ。
味気ないQRコードが表現力を増すということ自体は面白い取り組みだと思うのですが、どうも本質とは関係のない、小手先のツールとして見えてしまいます。







No Comments