SEO

 SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化とも呼ばれます。簡単に言えば、ヤフーやグーグルといった検索サイトの検索結果で上位に表示させるための施策全般を指します。

 SEOは自分のサイトへ集客する上で非常に大切な対策です。大都市圏の駅を思い浮かべてみましょう。なぜ駅前にはあんなに多くの商業施設がひしめき合い、物価が上がるのでしょうか。それは駅前には人が集まるからです。電車は通学、通勤、移動手段として最も多くの人が使う交通手段でしょう。そのため、入り口となる駅には毎日大勢の人たちが行き来します。

 インターネットにおいて検索サイトは駅のような位置付けです。インターネットが本格的に普及し始めた1996年ころから検索サイトは無数のWebページがひしめくインターネットへの入り口として価値を見出されてきました。そして、いまでは多くのユーザーがまず検索サイトで調べたいキーワードを入力し、表示された検索結果をもとにWebサイトの閲覧を楽しんでいます。

 つまり、検索結果で上位に表示させることができれば、多くのインターネットユーザーが訪れる可能性が高まるわけです。

 ではSEOとは具体的にどうすればいいのでしょうか。ヤフーやグーグルが提供する検索エンジン(検索機能)は「ロボット」と呼ばれるプログラムが自動的にインターネット上を走り回り、Webページを収集して各ページの価値を判断し、価値があると判断したものから上位に表示する仕組みです。この収集する行為を「クロール」「クローリング」と呼ぶこともあります。一つひとつ人間の眼でチェックして価値を判断しているわけではありません。

 ここで以下のボックスに任意のURLを入力してみましょう。

検索エンジンロボットシミュレーター

 これはロボットがどのようにWebサイトを見ているのかをチェックするツールです。どんなに装飾しているページでもいかに無味乾燥なものにしか見えていないかが分かると思います。例えば、あるWebページで、ある部分の文字サイズが大きいとします。人間であれば、「文字が大きい=重要」と判断できます。また、ある部分だけ文字が赤かった場合でも人間は、「文字がほかの色と違う=重要」と判断できるでしょう。しかし、ロボットはプログラムですからこうした判断ができません。Webサイトを作る構成要素、「タグ」で「この部分は重要だよ!」と示してあげる必要があるわけです。

 そのほか、検索エンジンが価値を見出す基準の一つに、そのWebページに対してどれだけ多くのリンクが張られているかという「被リンク数」があります。数だけではありません。価値の高いサイトからリンクが張られているページは価値が高いという判断も下されます。そのため、できるだけ多く、価値の高いサイトからのリンクを集めることが上位に表示される一つのテクニックになります。

 つまり、ロボットが理解しやすくページを作ること、ロボットが価値を判断する基準に沿ってページの拡充を図ること、それがSEOと言えます。構造的な問題にばかり注目されがちですが、せっかく対策したSEOもロボット側の価値判断基準が変われば検索順位も大きく変わります。ただ、検索エンジンの目的は「ユーザーが求めている情報を適切に表示すること」。これは未来永劫変わりません。地道に価値のあるコンテンツを増やし、価値の高いサイトを作っていくことこそ、ちょっとやそっとでぶれない、最も堅実なSEOと言えるでしょう。